1998年11月、友人の澤田和泉さんと二人でモロッコを旅行しました。

　きっかけは、雑誌で特集していたモロッコの写真がきれいだったこと。イスラムの国って行ったことない、行ってみたい・・・そんなところです。モロッコはイスラム諸国の中では、トルコと並び、安全で旅行しやすい国なのです。（今はどうかわからない）
　

　旅行に備えて、初めて１眼レフのカメラを買いました。中古です。そんなカメラ超初心者二人が、大胆にも写真展を開いてしまいました。つたない写真だけではとても会場は埋められないため、澤田さんの油絵や、私の生け花も加え、展示方法や会場構成に二人で知恵をしぼりました。会場構成は、中庭をもつイスラムの住宅や、迷宮的な都市をイメージし、モロッコの民族音楽やミントティも小道具に使いました。普段あまり馴染みのないモロッコですが、二人が見てきた視点で伝えられればと考えました。
　

　結果的に250人を超える方々に見ていただきました。 高崎でもやりませんかと、声をかけていただき、3月にはトヨタビスタさんのショールームをお借りして展示することもできました。 たくさんの人に助けていただいた写真展でしたが、自分達だけで企画し作業をする中で、表現していくおもしろさを知ることができました。